診療内容
診療内容

一般内科外来


高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病、風邪やインフルエンザなどの感染症、喘息など内科疾患全般の診断・治療を行います。生活習慣病は脳卒中や慢性腎蔵病や心臓病などの原因となることがあります。そのため、生活習慣病の進行を防ぐことが重要となります。 専門医への紹介が必要な場合は紹介いたします。

消化器内科外来


消化器には食道・胃・腸などの消化管と肝臓・胆嚢・膵臓などがあり、広い領域の疾患の診断と治療を行います。これらの消化器系の臓器に異常があると、さまざまな症状(げっぷが出る、胸やけがする、吐き気がする、胃がもたれる、胃が痛い、食欲がない、下痢や便秘をする、便に血が混じるなど)が現れます。症状だけから原因となる疾患を正確に診断することは難しいです。症状や臨床経過を問診し診察を行い、必要に応じて腹部エコー検査や胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査、血液検査を行い、診断し、適切な治療を行います。

胃内視鏡検査について

胃内視鏡検査は直径8.9㎜の胃カメラ(ファイバー)を口から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。逆流性食道炎、食道がん、胃炎、胃潰瘍、胃がん、十二指腸潰瘍などを診断することができます。
苦痛の少ない検査を心がけていますので、鎮静剤を使用しています。
精査が必要な場合は生検による病理組織学的検査を行います。
ピロリ菌の検査は必要に応じて行うことができます。 ピロリ菌は胃の粘膜に生息する細菌で、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍の原因になり、また、長年ピロリ菌が生息し傷んだ胃粘膜には胃がんが発生しやすくなります。胃内視鏡検査で萎縮性胃炎(慢性胃炎)と診断され、ピロリ菌検査で陽性であれば、1週間の内服治療で除菌ができます。

胃内視鏡検査の受け方


検査前日
夕食は夜9時までに消化の良いものを食べてください。それ以降は水やお茶は飲んでもかまいません。定期の内服薬のある方は、内服については診察の際にご相談ください。

検査当日
朝は絶食で来院してください。来院前自宅では水やお茶は飲んでもかまいません。

大腸内視鏡検査について


大腸内視鏡検査は肛門から大腸カメラ(ファイバー)を挿入し、大腸全体(結腸・直腸)を観察する検査です。大腸ポリープ、大腸がん、大腸憩室、腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などを診断することができます。
胃内視鏡検査と同様に苦痛のないように鎮静剤を使用しています。検査時間は15分~20分程度です。
検査中に病変が発見された場合、必要に応じて病理検査や患者さんの同意のうえポリープ切除を(日帰り手術)を行います。大きめのポリープで入院が必要な場合は、連携施設を紹介いたします。
大腸ポリープはほとんど自覚症状がありません。大腸ポリープは主に腺腫性と過形成性(鋸歯状)に分けられます。腺腫性ポリープは良性の腫瘍ですが、一部は増大傾向を示し、がんに移行する可能性があるポリープのため、内視鏡的切除の適応になります。過形成性ポリープは直腸やS状結腸に多発する小さな白色調のポリープで、基本的にはがんに移行しないというのが一般的な見解で、内視鏡的切除の適応ではなかったのですが、右側の結腸(上行結腸など)に出来る過形成性ポリープ(鋸歯状ポリープ)に関しては、がんに移行するポリープであることがわかってきたため、内視鏡的切除の適応になります。

大腸内視鏡検査の受け方


検査前日
夕食は夜8時までに、消化の良いものを少なめに食べてください。夜9時に下剤を服用していただきます。水は飲んでもかまいません。内服薬については診察の際にご相談ください。

検査当日
朝8時半頃来院していただき、クリニック内の内視鏡控室で大腸をきれいにする下剤を飲み始めます。下剤は約1.5~2リットル飲みます。下剤服用後、何度かトイレに通い、液体のような便(水様便)になります。看護師が便の状態を確認し、黄色~透明になれば、検査が可能となります。

検査中
ご希望に応じて鎮静剤や鎮痛剤を投与して検査を行います。 横向きになっていただいて、肛門から内視鏡を挿入します。 検査時間は15分から20分程度です。

検査後
検査後、点滴しながら1時間程度休んでいただきます。おなかが張ってきますのでガスを出して。